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名古屋、浦和に敗れて暫定6位/J1

浦和に敗れて引き揚げる米山(左)、楢崎らイレブン。
浦和に敗れて引き揚げる米山(左)、楢崎らイレブン。

<J1:浦和2-1名古屋>◇第12節◇豊田ス

 名古屋が昨季J王者の浦和に敗れた。前半27分に先制されたが、同35分にFWフローデ・ヨンセン(33)のゴールで同点とし、勝負は後半へ。浦和とは過去ホームで13勝3敗(リーグ)と相性はよかったが、同39分に相手エースFWワシントンに勝ち越し弾を決められ、力尽きた。連勝はならずリーグ6勝6敗で、順位は暫定6位となった。

 後半39分。ペナルティーエリア内で、勝ち越しゴールを見届けた名古屋DF陣が、一気に崩れ落ちた。ひと呼吸前、中央からゴールに突き刺さった浦和FWワシントンの豪快弾は、さながら強烈な“KOパンチ”。浦和の攻撃陣の圧力を受け続け、出足が鈍くなったところを昨季J得点王は、見逃してくれなかった。

 後半開始から攻め込まれても、必死で耐えていた。だが、試合終了まであと約5分で力尽きた。守り切れば、最低でも勝ち点1は手にできた。ドローにできる試合をできなかった名古屋と、苦しみながらも勝ち点3を手にした浦和。磐田の黄金時代にJの頂点に立った経験を持つMF藤田は「最後で、少しの差が出るのがチーム力。勝ちを拾えるか、落とすか」。上位を狙う名古屋と、2連覇を目指す浦和。両者の現時点の力の差を口にした。

 チャンスがなかった訳ではない。後半32分、ゴールまで約24メートルの位置で絶好のFKを得た。キッカーはU-22(22歳以下)日本代表の北京五輪アジア2次予選香港戦(16日)で驚がくのFK弾を決めて帰国したMF本田。いいイメージを残していた「悪魔の左足」から放たれた弾道は、右に回転しながら枠内へ。だが、相手GK都築の好セーブにあった。切り札のFK弾を阻まれたシーンがこの試合を象徴していた。

 リーグのホーム戦では過去13勝3敗、この日の会場だった豊田スタジアムでは2勝負けしの相性の良さも生かせず、浦和相手の勝ち点1を取り逃がした。GK楢崎は、リスクを犯さず前線のタレントの個人技で攻めてきた浦和を引き合いに出し「もっと、試合運びをうまくしないと」。連勝はならず、勝ち点を伸ばすこともできなかった。これで開幕から6勝6敗となり、首位との勝ち点差は、今季最大の7まで開いた。【八反誠】

[2007年5月20日9時45分 紙面から]

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