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ヨンセン相棒に杉本、監督がFW再編決断

- 実戦練習で2トップを組んだヨンセン(中央)と杉本(右)
名古屋フェルフォーセン監督(58)がサプライズを用意していた。30日千葉戦(フクアリ)に向けた29日の実戦練習で、先発デビューが確実なノルウェー代表FWヨンセン(32)とFW杉本恵太(24)の2トップを組んだ。戦術的な理由では今季初めて日本代表FW玉田を先発から外す攻撃陣の再編で、約1年3カ月ぶりの連勝に挑む。
炎天下のトヨタスポーツセンターで、静かに驚きが広がった。トップチーム合流2日目のヨンセンと周囲の連係強化を図るために行われた実戦練習。新助っ人と2トップを組んだのは、玉田ではなく杉本だった。玉田はビブスを着たサブ組にいた。
「まだ(千葉戦の先発は)決めていない」。フェルフォーセン監督は慎重に言葉を選びながらも、玉田を外した理由を説明した。「特別な能力を持っているが、試合で使わなければ。もし攻撃面で貢献できないなら守備で貢献すべきだ。私の経験上、W杯の後にこのような状態になることはよくある」。リーグ再開後3試合2得点と数字上の結果は出している。が、攻守の総合的な働きを見て運動量不足と判断した。そこへヨンセンの加入。出した結論が「FW再編」だった。
身長188センチのヨンセンと、50メートル5・8秒の杉本。新2トップの役割分担は明確だ。ヨンセンが「杉本は足が速いから僕に合うと思う」と言えば、杉本も「大きい選手と組む時は周りをチョロチョロ動き回ること」。前線でヨンセンがくさび役となり、最終ラインの裏を杉本が猛スピードで抜け出すイメージが出来上がる。
攻撃の選択肢は大幅に広がる。実戦練習では杉本のクロスから、ヨンセンが「自分のゴールの40%はヘディング」と言い切る得意のパターンで決める場面もあった。「エキサイトしてるよ。90分間プレーできればいいね」。ヨンセンはデビュー戦への高ぶりを隠さない。杉本も「チームのために走り回りたい」と意欲を見せた。1年3カ月ぶりに連勝できれば、リーグ後半戦の巻き返しへ大きく道が開ける。【北村泰彦】
[2006年7月30日9時50分 紙面から]
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