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やっぱり本職、MF中村がトップ下で輝き
<練習試合:名古屋1-1Honda FC>◇1日◇トヨタスポーツセンター
MF中村直志(27)の再生プランが試された。名古屋は1日、JFLのHonda FCと練習試合を行った。リーグ中断明けからの再浮上を狙うフェルフォーセン監督(58)は複数選手のコンバートを敢行し、中村を本職のトップ下で先発起用。今季開幕から不慣れな右サイドで消えていた持ち味がよみがえった。
水を得た魚とはこのことか。本職のトップ下に帰って来た中村の動きは生き生きとしていた。ピッチ中央でキープ力を生かして「タメ」をつくり、スルーパス、ミドルシュート。長い距離を戻っての献身的な守備も繰り返した。「やってて楽しかった。やっぱり自分としてはトップ下でやりたい」。今季初めて味わう充実感に自然と笑みがこぼれた。
開幕から不慣れな中盤右サイドを任され続けた。中央でこそ生かせる個性が、出せない。昨季まで放っていた輝きは消えていた。「サイドに張ってるとラインを背負ってるし、プレッシャーもかかってなかなか前に進めない。窮屈な感じになってしまって…」。トップ下なら縦横無尽に動ける。この日の練習試合には、再生への可能性が詰まっていた。
公式戦14試合連続白星なしと極度の低迷に悩むフェルフォーセン監督が試したテストだった。開幕からピッチの横幅を広く使う理想のサッカー浸透を試みてきたが、結果が出ない。ようやく選手の個性に合わせた配置を本格検討。中村のトップ下起用もその一環だ。「パスを出すべき場面でドリブルするなど判断を間違える所はあったが、前半の内容は良かった」。同監督は一定の評価を与え、今後もテストが継続されそうだ。
リーグ再開の7月19日広島戦(瑞穂陸)まで約1カ月半。トップ下は、MF藤田のほか、MF本田やMF山口などが争う激戦区だが「中断明けもトップ下で? そうなればいいんだけどね」。今後も必死のアピールを続ける。【北村泰彦】
[2006年6月2日9時59分 紙面から]
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