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和田が圧勝、中部のアマ初頂点/ゴルフ

ティーショットを放つ和田
ティーショットを放つ和田

 第39回中部アマチュアゴルフ選手権の最終日が2日、三重・伊勢CCで行われ、2日目に首位に立った和田健太郎(19=富士明智、東北福祉大2年)が通算4アンダーの284で初優勝を飾った。2位に6打差をつける圧勝だった。上位14人が日本アマ(7月4日から5日間・東広野GC=兵庫)、年齢資格を満たす同17人は日本ミッドアマ(11月15日から3日間・JFE瀬戸内海GC=岡山)、上位40人が中部オープン(8月30日から3日間・東名古屋CC)への出場資格を得た(同順位の場合は最終ラウンドのマッチングスコアによる)。

 最終18番ロング。4番アイアンを握った和田の第2打は、手前の松の枝に当たって約50ヤードしか前に進まなかった。それでもキャディーに「いいや、フェアウエー出たから」と笑いかけた。初V目前で飛び出した苦しいショットを笑い飛ばす貯金があった。この時点で同組の2位柴田との差は6打。第3打を得意のクリークでグリーンに運んで、難なくパーセーブ。初日2位、2日目から首位を守り切るほぼ完ぺきなゴルフで中部のアマの一番上に立った。

 スタート時は2位と3打差。4日間とも「パープレーでいい」と言い聞かせて臨んでいた。初Vのプレッシャーとも無縁。「全然緊張しませんでした」。小さなころからプレーをゴルフ日記に書き込み、反省点を洗い出して成功も失敗も財産としてきた男が自分を見失うはずはない。前半アウトでは3つのボギーをたたいたが4つのバーディーを奪ってスコアを伸ばす。たくましい内容だった。

 長いクラブを振り抜く感覚が体に染み付いている。小さなころはサッカー日本代表FW巻ばりに、名古屋市内のリンクでアイスホッケーに取り組んでいた。小学校4年の時に「テレビでプロの試合を見て」ゴルフに転向。明徳義塾、東北福祉大と世代のエリートコースを歩み、着々と蓄えてきた力が一気に開花した。

 昨年の中部アマは19位。高校2、3年の時に出場した四国アマでも目立った成績は残せず、これが初めての日本アマ切符獲得だが、浮かれたところはない。「満足せず、日本アマでも予選を通ってマッチプレーに進みたい」。新しい中部王者は伸び盛り。どこまで強くなるのか、楽しみが膨らむ。【八反誠】

 ◆和田健太郎(わだ・けんたろう)1986年(昭61)10月14日、名古屋市生まれ。愛知・旭丘小4年の時にクラブを握る。明徳義塾(高知)-東北福祉大。女子プロの横峯さくらは高校の1年先輩。高校3年だった04年には、さいたま国体の少年男子個人で優勝、日本ジュニア準優勝。ドライバーの平均飛距離は280ヤード。170センチ、74キロ。

[2006年6月3日10時0分 紙面から]


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