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FC岐阜FW森山が今季初得点/天皇杯

今季初ゴールを挙げ、仲間に祝福されるFC岐阜FW森山(中央)
今季初ゴールを挙げ、仲間に祝福されるFC岐阜FW森山(中央)

<第87回天皇杯全日本サッカー選手権:FC岐阜3-1福岡教大>◇1回戦◇16日◇長良川球技メドウ

 2年連続2度目の出場のFC岐阜がFW森山泰行(38)の今季初得点となる先制ゴールなどで福岡教大を3-1で下し初戦を突破した。23日の2回戦(札幌・厚別)では大体大(大阪)と対戦する。

 ゴール前の混戦。J1時代、特に名古屋のユニホームで何度も輝いた仕事場だ。前半22分。森山は半身になりながら右足を伸ばしアウトサイドでGKのまたを抜き、ネットを揺らした。

 「あのポジションだとDFは動きも制限される。相手の嫌なところに入っていくのが持ち味。それができなかったら選手をあきらめて、やめている」。チームを勢いづける先制点は、実に森山らしい得点。地元サポーターからは、愛称の「ゴリ」を織り込んだ「ゴリ・ゴール」コールの連呼で祝福された。

 お待たせの今季初ゴールは、公式戦ではJFLへの昇格をかけた昨年12月17日の入れ替え戦第1戦(対ホンダロック)以来となる約9カ月ぶりと、久々だった。コーチ兼任で若い選手の教育係という役回りから、JFL中盤まで出場機会は少なかった。6月の監督交代後、停滞するチーム状況もあり、8月以降は自身が先発。ピッチ上で長い時間プレーし、若いFW陣に身をもって手本を示す機会が増えた。それでも守備での献身的な動きと組織のバランスを取る「黒子」の動きに徹してきた。

 実際、現在中断中のリーグで先発したここ4試合のシュートは3本だけ。得点がないのも「シュートを打ってないからね」と納得済みだったが「若いヤツには負けられないし、やらないと文句も言えないからね(笑い)」。やはり生粋のストライカーにとって、得点の味は格別だったようだ。

 残る2点も進んでゴール前で体を張ってつぶれ役となって演出した。まさにお手本のような働き。「将来を託す若手に吸収して欲しいね」。38歳のストライカーの仕事はまだまだ続く。

【八反誠】

 ◆森山泰行(もりやま・やすゆき)1969年(昭44)5月1日、岐阜県生まれ。帝京-順大を経て92年に名古屋へ。98年にはヒット・ゴリツァ(スロベニア)でもプレー。04年に再び所属した名古屋も含めJリーグ5クラブ(平塚、広島、川崎F、札幌)で活躍。J1通算215試合出場66得点。日本代表でも1試合出場0得点。05年からFC岐阜でプレー。171センチ、71キロ。

 ◆森山得点めも J1通算66得点は、J1通算得点ランキング20位(16日現在)で、名古屋ではうち63点を記録。94年からは3年連続で2ケタ得点を記録するなどリーグ屈指の点獲り屋として活躍。1シーズン最多は95年の14得点。天皇杯での得点は通算4点目。93年に1点、94年に1点。そして昨年12年ぶりに1点を挙げている。

[2007年9月17日9時45分 紙面から]

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