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FC岐阜残った!JFL昇格見えた

最終戦を制し2位となり、喜ぶFC岐阜の選手たち
最終戦を制し2位となり、喜ぶFC岐阜の選手たち

 全国地域リーグサッカー決勝大会は3日、大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場で決勝ラウンド最終日の2試合が行われ、FC岐阜(東海)がJFL昇格に大きく前進した。最終戦でV・ファーレン長崎(九州)を2-1で下し、勝ち点6(2勝1敗)で入れ替え戦進出条件の2位を確定させた。FW池元友樹(21)が2ゴールを決め、初戦黒星の悪夢を振り払った。自動昇格するか、入れ替え戦に進むかは4日のJリーグ臨時理事会で決まる見通し。優勝したTDK(東北)はJFL自動昇格が決まった。

 FC岐阜が望みをつないだ。1-1の後半44分。引き分けでも2位が決まり、JFL昇格の可能性は残ったが、最後までゴールを目指した。FW池元が左足を振り抜く。「中央が空いていたので、思い切ってシュートまでいった」。勝利への思いが乗り移った弾道は、相手DFをかすめゴールへ。2位フィニッシュを確信した選手が雄たけびを上げる。池元は叫びながら、ベンチで見守る森山兼任コーチらに抱きついた。

 決勝Rはまさかの黒星発進。この1敗が重くのしかかり、1勝1敗で迎えた最終戦で長崎に90分で敗れれば、来季JFL昇格の可能性が消滅していた。だが、底力ではねのけた。戸塚哲也監督(45)は「もうハートの問題、自分たちのやってきた事を信じてやるしかなかった。こういう厳しい試合は力がつく」。安どの表情を浮かべ、手ごたえを口にした。

 バックスタンドには『俺達の岐阜には夢がある』と書かれた大きな横断幕があった。その奥にはJ1大分の本拠九州石油ドームの屋根、目標とするJの舞台が見えた。吹きっさらしのこの日の会場とは大きな差かあるが、夢実現へ踏ん張った。エースFW片桐は「ここでサッカーをやらせてもらっている以上、一番上(J1)を目指していくだけ」と意気込んだ。

 入れ替え戦を制し、自力でJFLに昇格する権利を確保した。「絶対に決めたいし、決めなきゃいけない」と森山。FC岐阜がまた一歩、08年J2昇格へ前進した。【八反誠】

 ◆FC岐阜のJFL昇格への道 2位に入ったことで、JFL最下位のホンダロックとの入れ替え戦に進む見込みとなった。17日、24日にホーム&アウエーで対戦する予定。4日に開催されるJリーグの臨時理事会でロッソ熊本の来季J2昇格が認められた場合、2位FC岐阜が入れ替え戦を戦うことなく繰り上がりでJFLに自動昇格する。だが、Jリーグの鬼武チェアマンは11月15日に熊本について、JFL4位以下の成績ではJ入会を認めない方針を示している。JFLからJ2への昇格条件は原則2位以内。04年には草津がJFL3位で入会した例もあるが、熊本はこの日のJFL最終戦に敗れ5位で全日程終了。特例の適用は見送られる公算が高い。

 ◆FC岐阜 2001年(平13)4月創設。03年に岐阜県社会人リーグ優勝。昨年は東海社会人1部リーグに昇格し、昇格2年目の今年は同リーグ初優勝。地元岐阜生まれのFW森山兼任コーチを筆頭に、元日本代表FW小島らJ1で活躍した実力者がそろう。長崎戦の登録メンバー16人中12人が元Jリーガー。来季JFL昇格がかなえば、最速で08年にJ2に昇格する可能性がある(Jリーグ参入条件を満たす必要あり)。

[2006年12月4日9時43分 紙面から]

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