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中京大中京DF石原が王手弾/高校サッカー

- ドリブルで突破する中京大中京DF石原(左)
第85回全国高校サッカー選手権愛知県大会の準決勝が25日、瑞穂陸上競技場で行われ、中京大中京が選手権切符獲得に王手をかけた。来季J1横浜加入が内定しているDF石原卓(3年)が左足で決勝ゴールを決め、東海学園との優勝候補対決を制した。U-19(19歳以下)日本代表FW伊藤翔主将(3年)は無得点に終わったが、もう1人の逸材の活躍で決勝進出を決めた。東邦は3-1で愛知に快勝。決勝は12月2日(午前11時キックオフ)に行われ、出場48校で唯一未決定だった愛知代表が決まる。
プロがほれた得意の左足で決めた。中京大中京DF石原が、ひと刺しで決勝切符を射止めた。0-0の後半22分、最終ラインから駆け上がる。ペナルティーエリアの左でパスをもらった左サイドバックは「受けた瞬間にゴールへのイメージができていた」と、迷いなく左足を振り抜いた。
小指側のアウトサイドにかけ、わずかにシュート回転させる技術も詰め込んだ一発が、ネットを揺らした。後半に入り防戦一方のチームを救う値千金のゴール。「会心のゴール」と胸を張る石原に、道家歩監督(41)も「石原がよく上がっていって、足を振ってくれた」と喜んだ。
中京大中京といえば「和製アンリ」と呼ばれるFW伊藤翔に注目が集まるが、石原も超高校級の逸材だ。卒業後の横浜入りが内定している。「上(Jリーグ)でやるからにはここでつまずいていてはいけない。注目されているだろうし、恥ずかしいプレーはできない」。世代別の代表で伊藤翔がチームを離れる際には主将を務める。リーダーシップもあり、何より能力も高い背番号11が試合を決めた。
石原は、左サイドを驚異的な速さで突破するスペイン代表レジェス(Rマドリード)になぞらえ、伊藤翔と同じように「和製レジェス」と呼ばれている。アンリが無得点に封じられても、レジェスがいた。タレント軍団、中京大中京が事実上の決勝を制し、2年連続の選手権切符に王手をかけた。【八反誠】
◆石原卓(いしはら・たく)1988年(昭63)10月3日、名古屋市生まれ。3歳で静岡・三島市に移り、サッカーを始める。小学4年時に名古屋に戻り、八事FCに所属。名古屋ジュニアユースから中京大中京に進む。178センチ、70キロ。
[2006年11月26日9時45分 紙面から]
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