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名城大にドラフト待つもう1人の山内

ロッテ、広島が育成枠で指名を検討している名城大・山内敬
ロッテ、広島が育成枠で指名を検討している名城大・山内敬

 11月19日に行われる大学・社会人ドラフトで上位指名候補となっている山内壮馬投手(4年=杜若)を擁する名城大に“もう1人の山内”がいた。名城大・山内敬太外野手(4年=享栄)が10月29日、プロ志望届を全日本大学野球連盟に提出した。185センチの体格を生かした長打力と強肩が武器の山内敬には、ロッテ、広島が育成枠で獲得を検討している。育成選手ドラフトは東京都内のホテルで大学・社会人ドラフト終了後に行われる。

 愛知大学リーグ屈指の右腕・山内壮馬投手を擁する名城大に、“もう1人の山内”がいた。山内敬太外野手。10月29日のプロ志望届を提出し「少しでもチャンスがあるならやってみたいと思い(プロ志望届を)提出した。トップレベルで野球をやってみたい」とその胸中を明かした。山内敬には、ロッテ、広島が育成枠での指名を検討している。

 愛知・享栄では投手兼外野手。投手として147キロを計測するなど、当時から肩の強さは際立っていた。名城大では1年秋からベンチ入り。2年春から主軸を任された。名城大・大坪悟監督(61)は「体格もいいし、肩もある。思い切りのよさもある。将来はプロでもできるんじゃないかと思っていた」と、山内敬の潜在能力を早くから評価していた。

 今季は悔しさの残るシーズンだった。同じ名字で中日などがドラフト上位候補としてリストアップするエース・山内壮が着実に結果を残す一方で、主軸を任された山内敬は打率2割5分と低迷。自慢の長打力も本塁打も1本に終わった。1部名商大との入れ替え戦でも12打数1安打とチームに貢献できなかった。そしてチームも2季ぶりの1部昇格を逃した。

 試合後に報道陣に囲まれる同僚の山内壮を横目に悔しさにくれた。山内敬は「結果を残していない自分にそういう話があることは光栄なこと。(山内壮と)いつか一緒の舞台で野球ができれば」と意気込む。現在も名城大のグラウンドで後輩たちに混じって自主練習に取り組んでいる。大学・社会人・育成選手ドラフトは今月19日。“もう1人の山内”が運命の時を待つ。【桝井聡】

 ◆山内敬太(やまうち・けいた)1985年(昭60)5月23日、愛知県名古屋市生まれ。相原小4年のときに軟式の「六田ファイターズ」で野球を始める。鳴海中では軟式の「緑クラブ」に所属。享栄(愛知)に進み投手兼外野手。甲子園出場はなし。名城大では1年秋からベンチ入り。185センチ、75キロ。右投げ左打ち。

 ○…名城大・山内壮馬投手(4年=杜若)の評価も上がっている。140キロ後半の直球を武器とする右腕には、現時点で1巡目の入札候補に挙げている球団はないが、抽選で外した時の「外れ1位」の可能性は十分。また、そうなった場合には競合も予想される。現在、名城大グラウンドで練習を続けている山内壮は「ドラフトが楽しみです」とドラフト当日を心待ちにしている。

[2007年11月10日9時45分 紙面から]

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