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名城大・山内に中日4スカウト熱視線

名城大・山内は日福大打線を11回無失点に抑えた(撮影・桝井聡)
名城大・山内は日福大打線を11回無失点に抑えた(撮影・桝井聡)

 「ミスターゼロ」襲名だ! 大学・社会人ドラフト上位指名候補の名城大・山内壮馬投手(4年=杜若)が17日、瑞穂球場で行われた愛知大学野球リーグ2部日福大戦で11イニングを無失点に抑えた。ネット裏で見守った中日などプロ8球団のスカウトに、最速143キロの直球とキレ味鋭い変化球を見せつけた。これで連続無失点イニングは「24」。チームはあと1勝すれば2位以内が確定し、1部との入れ替え戦に進出する。

 ドラフト候補右腕は十分に実力を見せ付けた。最速143キロの直球を主体に決め球のスライダーでコーナーを突いた。10奪三振。6日の星城大戦の7回から続く無失点を24イニングに伸ばした。それでも引き分けが決まった瞬間、表情は曇った。「5回くらいから球も走り出した。勝ちたかったです。がっかりです」。勝ちきれなかったことが悔しかった。

 1部返り咲きを自らに課している。1年前、日福大との入れ替え戦に敗れて2部降格。復帰を狙った春季リーグは3勝しか挙げられず、3位に終わった。ラストチャンスの今秋にかける思いは強い。ここまで8試合に登板し、チームの7勝のうち6勝を稼ぎ出している。「今季は粘り強く投げられていると思う。チームを1部に上げて終わりたい」と話す。

 自身のプロ入りへもどん欲な姿勢を見せた。杜若高時代の同級生でもある愛工大・長谷部はアマチュアでただ1人、星野ジャパン候補に選出された。今やドラフトの目玉。ライバルでもあり親友でもある長谷部には負けてはいられない。

 希望枠撤廃で今年から大学生もプロ志望届けの提出(提出期間は今月27日から11月10日)を義務付けられている。長谷部は今月14日のリーグ戦終了後にプロ入りを宣言した。山内は「長谷部の活躍は刺激になっている。もちろんボクも(プロ志望届を)提出します。」とキッパリ。1部昇格を置き土産にプロ入りするつもりだ。【桝井聡】

 中日は4スカウトがネット裏から熱視線を送った。愛工大・長谷部との両獲りを狙っており、山内の今季登板試合には全試合にスカウトを派遣してきた。この日は今季ラスト登板の可能性もあったため、複数スカウトによるクロスチェックを行った。担当の中原スカウトは「欲しい選手であることは間違いない。3巡目でいく(指名する)となると他の球団も黙ってはいないと思う」と高評価。中田スカウト部長はこの日の投球内容について「中盤から球が走り出した。今シーズンの最初は足(右足首)を故障していて調子を崩していたが、このところ良くなってきている」と話した。

[2007年10月18日9時30分 紙面から]

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