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中京が「中京対決」制す/秋季高校野球

- 逆転勝ちを呼び込んだ中京の2番手・川口(左)が笑顔でハイタッチをかわす
第59回秋季東海地区高校野球大会は29日、三重・四日市市営霞ケ浦、県営松阪両球場で2回戦4試合が行われ、中京(岐阜2位)が中京大中京(愛知1位)との「中京対決」を制し、4強に名乗りを挙げた。6点差を終盤3イニングでひっくり返し、7-6で逆転勝ち。来春4年ぶりのセンバツ出場に向け勢いに乗った。
笑ったのは岐阜の中京だった。注目の「中京対決」。岐阜2位の中京が終盤の鮮やかな逆転劇で、愛知の王者中京大中京を破った。
6回まで0-6。大会規定による7回7点差のコールド負けがちらつく中、終盤3イニングでチーム13安打中、10安打を集め7点を奪取。見事な粘りでうっちゃった。序盤に大量失点し「7回まで試合ができればいい」と1度は敗戦を覚悟した小嶋雅人監督(47)の試合後の第一声は「やっちゃった~」と、驚きに満ちたものだった。
両校の関係は「身内」と表現していい。創立者が兄弟で、現在の両学園トップはいとこ。ただ経営母体となる学校法人は別だ。この秋、中京はユニホームをマイナーチェンジした。左胸に「安達学園」と入れ「梅村学園」の中京大中京との違いを強調した。そんなタイミングで実現した「中京対決」を制し、岐阜の中京の猛アピールに成功した。
2番手で登板し、7回無失点の好投で逆転劇を呼び込んだ右横手の川口尊(たける、2年)も「姉妹校というのもあって、絶対に負けられないと思った」。重い1勝をかみ締めた。
両校の交流は深い。9月初めには、練習試合で対戦し1勝1敗。定期的に交流している。小嶋監督は「仲がいいし、意識する。できることなら1番上(決勝)で当たりたかった」と相手を気遣った。だからこそ、この1勝を無駄にはできない。もう1つの中京ブランドの重みも力に、5年ぶりの春甲子園まで突っ走る。
【八反誠】
[2006年10月30日9時45分 紙面から]
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