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東邦がコールド発進/秋季高校野球

東邦の小坂(手前)は8回、コールド勝利を決めるソロ本塁打を放つ
東邦の小坂(手前)は8回、コールド勝利を決めるソロ本塁打を放つ

 第59回秋季東海地区高校野球大会は28日、三重・県営松阪ほかで開幕し、2年ぶりのセンバツ出場を目指す東邦(愛知2位)が打線が爆発し、初出場の大垣西(岐阜3位)を8-1(8回コールド)で圧倒、ベスト8へ進んだ。勢いに乗り29日、常葉学園菊川(静岡1位)と対戦する。

 常葉学園菊川との2回戦を見すえてエース近藤を温存した東邦が、危なげなく初戦を勝った。先発した都筑庸太投手(2年)を、打線がバックアップした。連打と足を絡めて大量点を奪い7回を終わって6点差。あと1点でコールドという場面で迎えた8回には、小坂亮太郎外野手(2年)が左翼席に飛び込むソロ本塁打で決着をつけた。13安打8得点のコールド発進に、森田泰弘監督(47)は「ヒットの内容がよかった。食らいついている」と満足そうな笑みを浮かべた。

 県大会終了後、同監督は打力のアップを最重要課題に設定した。「ウチは得点力がないとよく言われますから」(森田監督)。守備練習の時間を犠牲にしてまで、打撃練習の時間を1時間拡大。主将の井の口健治遊撃手(2年)は「思いっきり振ることに加えて、打球の方向を意識して打つようになった」と打撃特訓の効果を振り返る。打線爆発の裏には、新球効果もあった。打撃練習の拡大に合わせ30ダース、360球もの新球を打撃練習用に封切りした。「新球は使い古した球とは違って、飛び方も違う」(同監督)。そこには「日が暮れるのが早くなってきたので、暗くなってもボールが見やすいように」という同監督の配慮もあった。

 29日対戦する常葉学園菊川は好左腕・田中を擁する静岡の覇者。「連打は出来ないと思う。でも最善の努力をして臨みますよ」と同監督は不敵な笑み。上昇気流をつかまえた東邦が、一気にセンバツ切符へ突き進む。【桝井聡】

[2006年10月29日9時46分 紙面から]

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