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2006年中日優勝特集


エース川上で止める

 もう後がない。背水の第5戦に先発が予想されるのはもちろん川上だ。第1戦で8回5安打2失点。今シリーズ唯一の白星をもたらしたエースが4連敗を阻止し、日本ハムの本拠地胴上げに立ちふさがる。

 「昨日と今日(25日)はリラックスしようと思ってやっていました。普通に動いていただけです。いつものことですよ」。25日の試合前には札幌ドームの外野でランニングを入念に行った後、キャッチボール、ダッシュなどで調整した。大勢の報道陣に囲まれても笑顔だった。チームは嫌な負け方をした翌日だったが、他の選手とは違う余裕が感じられた。

 ナゴヤドームでの第1戦で131球を投げてから中4日での登板だが、落合監督は全幅の信頼を寄せている。17勝をあげた今季は同一カード3連敗を何度も阻止した。落合監督は「負け、負けときた後に勝つのがエースだ」と、最悪の事態を避ける連敗ストッパーとして位置づけていた。勝てば名古屋に戻れる。崖っぷちに立った今こそエースの出番だ。【鈴木忠平】

[2006年10月26日9時51分 紙面から]

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