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2006年中日優勝特集


荒木5の3で“暫定3割”

3回、荒木は井端の中前適時打で二塁から生還する(撮影・宮崎幸一)
3回、荒木は井端の中前適時打で二塁から生還する(撮影・宮崎幸一)

<広島7-5中日>◇16日◇広島

 中日荒木が“暫定3割”という何とも微妙な形でシーズンを終えた。最終戦で4打数3安打ならプロ初の3割到達だったが、3安打目を放ったのは8回の第5打席。5打数3安打で、打率は2割9分9厘5毛となった。打率は小数点以下4ケタを四捨五入するため「3割」と表記されるが、実際はわずかに届いていないという悩ましい形だ。

 それでも荒木は、今季を笑顔で振り返った。「四捨五入(で3割)ならいいですよ。4の3ならというのは途中でわかってましたけどね」。右肩と右わき腹を痛めて1カ月以上戦線離脱しながら、優勝した上に最後の最後で“暫定3割”に届いた充実感を、静かにかみしめた。

 荒木の打撃を支えていたのは好球必打の信念だ。1番打者は待球が求められるが「ボクのスタイルではない」と初球から積極的に手を出す。この日も5打席のうち、ファーストストライクを見逃したのは6回の第4打席だけだった。

 4回、第3打席で遊撃内野安打で出塁すると、次打者・井端の初球に二盗も成功させた。これで目標としていた3年連続30盗塁も達成。日本シリーズも俊足巧打のリードオフマンとして暴れまわる。【村野 森】

[2006年10月17日9時52分 紙面から]

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