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2006年中日優勝特集


福留が4日遅れのV報告弾

3回に2ランを放った福留は朝倉とタッチ(撮影・清水貴仁)
3回に2ランを放った福留は朝倉とタッチ(撮影・清水貴仁)

<中日8-1ヤクルト>◇14日◇ナゴヤドーム

 優勝を信じて地元で待っていてくれたファンへの4日遅れのV報告だった。3回、無死一塁で福留がヤクルトのルーキー村中のスライダーをジャストミートすると、打球は低い弾道で右翼最前列に突き刺さった。「スタンドにこれだけのお客さんがいる中で打てて嬉しい」。消化試合にも関わらずこの日のナゴヤドームには3万260人のファンが訪れた。31号2ランは福留なりの感謝でもあった。

 5回には左翼フェンス直撃のタイムリー二塁打。この日は2安打3打点で今季103打点となり昨年マークした自己記録に並んだ。この日のヤクルトは来季を見据えて実績のない若い投手が登板。福留との実力差は歴然としていた。それでも「積極的にいこうと思っていました」と気持ちを緩めることなく結果を出した。

 一昨年はシーズン終盤に左手人差し指を粉砕骨折。日本シリーズ出場を棒に振った。それだけに、福留のシリーズへの思い入れは強い。お立ち台では「その思いは名古屋のファンの前で思い切りぶつけたい」と話した。そんな福留のバットに引っ張られ、チームは日本一となった54年に並ぶシーズン86勝目でヤクルト戦に勝ち越し。セ全球団に勝ち越しての「完全V」を確定させた。52年ぶりとなる日本一へ向けて、準備は着々と進む。【伊藤馨一】

[2006年10月15日9時52分 紙面から]

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