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竜から大幅招集?大野コーチが中田絶賛

- 五輪代表候補に浮上した中日中田
えっ、中田も五輪候補!? 中日沖縄キャンプに北京五輪日本代表の大野豊投手コーチ(52)が訪れた。“投手王国”のブルペンを視察した大野コーチは、昨季チーム最多勝(14勝)の中田を「いい投手だ」と絶賛した。最大9試合で投手強化が必要とされる北京五輪。川上、岩瀬、朝倉に続いて中田も候補に入れば、五輪期間中の柱は不在となる。オレ竜は五輪への全面協力の姿勢は変わらないが、なんとも悩ましい事態となった。
川上が、岩瀬が、朝倉が、オレ竜が誇る投手陣が快速球を投げ込むブルペンで大野投手コーチの視線はくぎ付けになった。そして球界屈指の投手王国から代表候補を大幅招集することを明言した。
「中日からかなりの人数を候補に挙げると落合監督には言いました。投手と野手のバランスも予選とは変わる。先発は4、5人でまわすでしょう。何かあったらと考えると6、7人なるわけだから。3月中に60人から70人を決める中で幅広く選ぶようになる」
大野コーチによれば最大9試合に及ぶ五輪では豊富な投手陣の存在が重要で、中でも先発候補を多く招集する方針だという。そうなればアジア最終予選に出場して活躍した川上、岩瀬は確実で、昨年候補となった朝倉も有力となる。さらに大野コーチは昨季14勝をあげた3年目右腕・中田について「いい投手だね」と絶賛したのだ。
中田は150キロの速球とスライダー、フォークを武器とする本格派右腕でプロ3年目の伸び盛りでもある。昨季はエース川上に次ぐ存在で、成長度を加味すれば日本代表クラスでも十分に通用する。本人は「代表? 絶対にないですよ。無理です」と笑ったが、3月中にリストアップされる約70人の1次候補に入る可能性は十分だ。
選手にとっては名誉だがオレ竜には“非常事態”だ。落合監督はすでに代表への全面協力を約束しているが、川上、岩瀬に加えて朝倉、中田も離脱となれば先発3本柱と守護神が不在となる。決勝進出なら13試合となる五輪期間中のペナントレースは非常に苦しいものになりそうだ。
この日も落合監督は何も語らずに球場を去ったが、井手編成担当は大幅招集の可能性について「中田まで代表に行ってしまうのはちょっと怖いね。野手の補強はしたけど…、投手はね…」と歯切れが悪かった。
野手でも和田、井端を筆頭に荒木、森野、中村紀、谷繁も有力候補。最大で10人以上が招集される可能性があり、昨年同様に、代表の中でも最大勢力となりそうだ。高まるオレ竜への需要は、落合監督を始め首脳陣はもちろん、ファンにとっても気になるところだ。【鈴木忠平】
[2008年2月21日9時54分 紙面から]
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