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ネルソン内定。先発候補に急浮上

ブルペンで投球練習を行うマキシモ・ネルソン(撮影・加藤哉)
ブルペンで投球練習を行うマキシモ・ネルソン(撮影・加藤哉)

 中日沖縄キャンプで入団テストを受けている身長204センチ右腕マキシモ・ネルソン投手(25)の合格が4日“内定”した。北谷球場のブルペンでOB杉下茂氏(82)からフォークを伝授され、指の関節の柔らかさ、長さを絶賛された。首脳陣の評価も急上昇。見守った落合博満監督(54)は開幕ローテーションに入りの可能性も示唆した。

 204センチの長身から、ネルソンがフォークボールを投げ込んだ。「フォークはドミニカ時代から決め球だったんだ」。すぐ後ろには落合監督と“臨時投手コーチ”とも言うべき杉下氏がいた。歩み寄った杉下氏から「もっと深く握った方がいいぞ」と声をかけられた。直々に握り方を伝授された。早速、修正して投げるとまるで2階から落ちてくるような落差のある球がミットにおさまった。3冠王と、フォークの神様は顔を見合わせて深くうなずきあった。

 杉下氏はネルソンの人さし指、中指の間の柔軟性に目を丸くした。「指が長いかどうかよりも、いかに開くかが大事なんだ。そういう意味ではネルソンくんは(関節が)柔らかいから楽しみじゃないかな」。人さし指の長さは9センチ、中指は10センチ、そして2本の指を開いた幅は最大12センチ。フォークを得意とするチームメートの中田に比べ、いずれもジャスト2センチ長い。2メートルオーバーの身長だけでなく、投手の生命線である指も破格だった。

 落合監督はあくまで正式決定ではないとしながらも事実上の“内定通知”を出した。「いい素材であることは確かだ。下手したら開幕ローテーションに入ってくるかもしれない。ただ、まだテスト生だ。あわてるな」。最速155キロを投げるという潜在能力、さらにウイニングショットにも手ごたえを感じた様子で、開幕ローテーション入りの可能性まで示唆した。

 森バッテリーチーフコーチも「いけるぞ。どこでもいけるぞ。開幕もいけるぞ」とほめちぎった。底知れぬ潜在能力を秘めた右腕が投手王国に加わることになりそうだ。【鈴木忠平】

 ◆マキシモ・ネルソン 1982年4月21日、ドミニカ共和国生まれ。07年イスラエルリーグで13試合に登板、5勝3敗、防御率3・55。家族は夫人と子ども2人。204センチ、86キロ。右投げ右打ち。

[2008年2月5日9時35分 紙面から]

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