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福留予感!後継者争いに普久原浮上

 「FUKUDOME」の後継者は「FUKUHARA」? 中日は26日、沖縄合同自主トレに出発する。今キャンプの注目の1つに米大リーグ・カブスに移籍した福留孝介外野手(30)の後継者争いがあるが、福留本人は今季、活躍の予感がする外野手の1人として1軍経験の少ない普久原淳一外野手(25)の名を挙げた。ポスト福留候補に意外な名前が浮上した。

 いよいよ沖縄でのサバイバルレースが始まる。中でも注目はメジャーへ移籍した福留の“後継者”はだれか-。もちろん落合監督とコーチ陣がキャンプ、オープン戦を通して決定するのだが、福留本人は今季、活躍を予感させる選手として1人の意外と思える名前をあげた。

 「う~ん…。みんなすごいところを持っている。守備でいえば間違いなく蔵本さん(英智)でしょう。守備はあの人なら間違いないでしょう。あと個人的に今年、出てくるなと思うのは普久原かな」

 守備のスペシャリスト英智、強肩の藤井、打撃に非凡さのある平田、堂上剛、パワーの新井…。外野の一角を狙う選手たちはどの選手も個性豊かで福留自身もだれもが飛びぬけた武器を持っていると言う。その中であえて通算で1軍5試合しか出場していない普久原の名前を挙げた。

 普久原は04年にドラフト12巡目で入団。堅実な守備と、左右両打席で打てる打撃が売りだった。だが、プロ3年目の昨季、初めて開幕1軍入りを果たし、5試合に出場したが、打席には立っていない。全国的には無名の普久原の名前をなぜ挙げたのか? 

 「外野の守備ならあいつが安定していると思う」

 福留は打撃だけでなく守備にも強いこだわりを持っている。02年に外野手転向後、強肩、俊足を生かすだけでなく、技術練習を重ねることで4度のゴールデングラブ賞を受賞した。メジャーでも「まず守りからリズムを作りたい」と考えている。そんな福留がともに練習する中で普久原の安定した守備が印象に残っているという。

 大リーガーから名指しされた普久原は昨年、これまでの右打ちから再びスイッチに挑戦している。「僕にとってはまず1軍の打席に立つことが先決です。将来的に福留さんのように周囲に安心感を与えられる外野手になりたいです」。27日からは沖縄でのオレ流地獄キャンプがスタートする。だれが福留の後継者となるのか。緑の芝生の上で熱い戦いが繰り広げられる。【鈴木忠平】

 ◆普久原淳一(ふくはら・じゅんいち)1983年(昭58)1月13日、神奈川県生まれ。桐蔭学園高で甲子園出場。法大では堅実な守備と俊足で1番打者として活躍。04年にドラフト12巡目で中日に入団。1軍出場は5試合で打席なし。178センチ、82キロ。右投げ両打ち。

 ◆中日の外野事情 落合監督は、FAで獲得した和田を左翼、2年目を迎える李を右翼のレギュラーに固定する考えを示している。そして中堅については「誰が出てくるだろう」と選手たちの競争を促している。順当ならばセンターには森野が入ることになる。しかし腰痛を抱える三塁中村紀、8月に39歳となる一塁ウッズの状態が悪くなれば、ユーティリティー選手の森野が内野手の穴を埋めることが濃厚。その場合センターは英智、藤井、平田、新井、堂上剛、中村公、普久原らが争う形になる。

[2008年1月26日9時58分 紙面から]

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