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落合監督、恩師との別れに涙

稲尾和久氏の告別式に訪れた落合監督(撮影・進尚幸)
稲尾和久氏の告別式に訪れた落合監督(撮影・進尚幸)

 中日落合博満監督(53)が、恩師と涙のお別れをした。22日、福岡市内で行われた故稲尾和久氏(享年70)の告別式に参列。84年から3年間、ロッテで監督と選手の立場で接し、その後も親交を深めた稲尾氏の遺影を見て、涙を浮かべた。

 見る間に両目が赤く染まった。落合監督は告別式の感想を聞かれ、約30秒も言葉につまった。左手で丸刈り頭をごしごしかいて「こういうの、苦手なんですよね」と両目いっぱいの涙を隠した。そして小刻みに震える唇で言葉を口にした。

 「ロッテの時、福岡にね、球団を持ってくるということで(稲尾氏は監督の)ユニホームを着たんです。それがかなえられなかったのが、今になって思えば悔しかったかもしれない」。

 稲尾氏は84年にロッテの監督に就任。球団の福岡移転計画も持ち上がっていたという。しかし計画は実現せず稲尾氏は86年限りでロッテの監督を退任。3冠王落合も同年オフに中日に移籍した。2人が願った福岡でのプレーは幻となった。

 式の最中から涙を浮かべ「(遺影は)いい顔していた」と話した落合監督。そして「できれば福岡で一緒に野球をやりたかった」と言って、涙がこぼれないように空を見上げた。【益田一弘】

[2007年11月23日9時41分 紙面から]

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