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オレ竜V王手、さあSKに雪辱だ

中日荒木は6回、左翼席へ勝ち越し本塁打を放ち打球の行方を見つめる
中日荒木は6回、左翼席へ勝ち越し本塁打を放ち打球の行方を見つめる

<アジアシリーズ:中日9-1チャイナスターズ>◇10日◇予選リーグ◇東京ドーム

 中日は苦戦の末、チャイナスターズ(中国選抜)に逆転勝ちした。先発・小笠原が初回に先制され、打線は元中日の右腕・呂建剛に5回1死まで無安打無得点に抑えられた。後半リリーフ陣を打ち込み9-1で勝利。ただし、決勝進出は続いて行われたSK(韓国)-統一(台湾)戦で、統一が初回に失点してようやく決まった。11日、予選リーグ3戦全勝のSKに雪辱すれば日本勢3連覇となる。

 中日ファンの願いがこもった打球が、左翼ポール際に飛び込んだ。1-1の6回、北京五輪予選日本代表候補の荒木は中国代表候補の呂建剛の高め直球をたたいた。勝ち越しのソロ弾。「もっと飛んでるかなと思ったけど、力がないね」と苦笑いした。先発小笠原が初回、先頭への四球から1点を先制された。今シリーズ3試合連続で先制される苦しい展開だった。

 しかし5回に井上が右翼席へ今シリーズ2本目の同点ソロを放って、流れを引き寄せた。決勝進出へ勝利が条件となったチャイナ戦。99年から4年間中日に所属した呂建剛は1軍登板なしに終わったが、帰国後は5年間で母国のエース格に成長。5回1死まで無安打無得点と攻略できなかったが、6回に勝ち越し、7回に6得点で試合を決めた。

 日本シリーズでは53年ぶり日本一を達成したが、8日の初戦でSK(韓国)に敗れた。統一(台湾)戦でも苦戦し、本来の力を発揮できない試合が続く。落合監督は「どの国でもエース級が来ると、そんなに点をとれるものじゃない」。力の落ちる2番手以降の投手を打ち崩したものの、「見ている人は勝って当然と思っているだろうが、中国と初めて(の試合)でどういう野球をやってくるか分からない。一番疲れた」と未知の相手と戦う国際大会の怖さを口にした。

 黒星発進後の連勝で何とか決勝へ進出した。北京五輪アジア予選の韓国代表候補6人を擁するSKとのリベンジ戦は、その“前哨戦”。日本代表候補の荒木、井端、森野、岩瀬、川上がいるだけに、2度も負けられない相手だ。五輪予選で最大のライバルとなる相手の主力と対した感覚、データは日本代表への大きな手土産。キッチリ借りを返し、日本勢3連覇で星野ジャパンへ流れをつなぐ。  【益田一弘】

[2007年11月11日9時48分 紙面から]

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