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補強は凍結、福留引止めへ球団全力

 中日西川順之助球団社長(74)は22日、今季から導入された「故障者選手特例制度」により、この日FA権を取得した福留孝介外野手(30)について、補強を凍結して引き止める方針を示した。名古屋市内の球団事務所で「福留はドラゴンズには絶対に必要な存在。それ(福留の動向)がはっきりしないと、補強はしない」と話した。

 「(福留は)残ってくれるでしょう。根拠? 過去何年間もドラゴンズで同じ釜の飯を食べてきて、愛着があるはずだから」。西川社長は福留の情に訴えかけるように話した。国内では阪神、ソフトバンクなどが興味を示しているとされ、FA宣言をすればメジャーを含めた争奪戦は必至なだけに、福留の引き止めは今オフの最重要事項だ。

 現時点で、中日は福留に対して「条件提示はしていない」(同社長)。福留の今季年俸が3億8500万円であることからも高額になることが予想される。だが、西川社長は「残ってもらうよう最善の努力をします。ただ、球団の経営上、限度があるので何十億というわけにはいかないが」。球団として最大限のものを用意することを明言した。

 交渉の窓口となる井手編成担当は交渉の時期について「日本シリーズ終了後になるんじゃないか。その時には条件提示をするつもりでいます」と話した。だが感触を問われると「彼(福留)がどう考えているかは分からない。武士みたいなところがあるから、どうだろう…」。確固たる手ごたえがない中で、福留の残留に全力を尽くす。【伊藤馨一】

[2007年10月23日9時54分 紙面から]

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