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守護神岩瀬、スクランブル起用も締めた

中日岩瀬は9回、最後の打者鳥谷を打ち取りガッツポーズ(撮影・鈴木豊)
中日岩瀬は9回、最後の打者鳥谷を打ち取りガッツポーズ(撮影・鈴木豊)

<クライマックスシリーズ:中日5-3阪神>◇セ第1ステージ◇14日◇ナゴヤドーム

 場内アナウンスにスタンドがどよめいた。8回、3番手岡本が3点差に迫られ、なお1死三塁の場面で「岩瀬」の名が告げられた。レギュラーシーズンでも3度しかなかったイニングをまたいでの登板。最大3試合の超短期決戦ならではのスクランブル起用に、守護神は見事にこたえた。

 代打・桧山の中犠飛で5-3と2点差に迫られはしたが続く野口を遊ゴロに打ち取って阪神の反撃ムードを断ち切った。そして最終回は3者凡退。結局、無安打でゲームを締めた。

 「ここまできたら点差とか関係ない。どんな形であれ勝つことが大事だから」。レギュラーシーズンでは阪神藤川に3個差でセーブ王を譲ったが、クライマックスシリーズでは登板機会すら与えなかった。勝利に価値を見いだす岩瀬は、試合終了の瞬間、満足げな笑みを浮かべた。

 落合監督は、岩瀬の8回投入について率直に明かした。「ああいう展開だったから。明日に持ち越したくなかった。この後の連戦を考えるときょうで終わらせたかった」。連勝で第1ステージ突破となれば、18日からの第2ステージへ中3日と余裕ができる。岩瀬投入に迷いはなかった。

 「待っていたらゲームがどう転ぶかわからない。シーズンと違う使い方をしないと」。落合監督は第2ステージでも岩瀬のフル回転を予告した。岩瀬は「ヤマを1つ越えたので、また気を引き締めてやりたい」。巨人戦、さらには日本シリーズへ。守護神は、早くも気持ちを切り替えた。【鈴木忠平】

[2007年10月15日9時53分 紙面から]

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