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ノリCSへ1発回答、代打で14本目満塁弾

- 中日中村紀は6回、20号満塁本塁打を放ちウッズ(左)とハイタッチ
<ヤクルト1-8中日>◇6日◇神宮
中日中村紀洋内野手(34)が、クライマックスシリーズ(CS)へ“1発回答”だ。6回2死満塁で代打満塁本塁打。腰痛のためレギュラーシーズン後半は先発メンバーから外れることもあったが、元オリックス藤井に並ぶ歴代2位タイとなる14本目のグランドスラムで健在を証明した。
勝負強さは健在だった。中村紀は6回2死満塁で打席に立った。腰痛で2試合連続スタメンから外れ打での登場。1球目は花田のフォークを大きく空振りした。だが2球目の内角高め135キロシュートを強引に引っ張った。打球は低い弾道で左翼ポール際に飛び込んだ。わずか2球で決めた自身初の代打グランドスラムで、クライマックスシリーズへの準備が整いつつあることをアピールした。
「つまったけど、積極的にいったのがよかった。うまいこと切れずに入ってよかった」。
記録づくめの1発だ。中村紀の満塁弾は03年8月23日オリックス戦以来1505日ぶりの14本目。通算で元オリックス藤井康雄に並ぶ歴代2位タイ。歴代1位王貞治の15本にあと1本と迫った。「王さんまで何本? あと1本か。ヨシ。何とか15本までいきたい。それを目指して、超えられるように頑張りたい」。94年8月19日ダイエー戦以来13年ぶりの代打弾は忘れられないグランドスラムになった。この1発で03年以来4年ぶりに20本に到達した。
シーズン中に悪化させた腰痛のため、フリー打撃も満足にできない。9月下旬には「夜、眠れない。寝返りをうつたびに腰の痛みで目が覚める」とこぼしたこともあった。下半身もしびれて、痛み止めの注射を打っていた。連覇が絶望的となる黒星を喫した1日広島戦では、わずか1打席で交代。「試合に出たかったなあ」と悔やんだ。だが、大事をとったことで、その後は薬に頼らない状態にまで回復。この日も「下半身のしびれは残っている」と顔をしかめたが、打席に立てば、結果を残した。
照準は13日からのクライマックスシリーズ(CS)に定めている。「とにかく体を早く治したい。CSでは最初から出られるように治ることを祈ってます」。近鉄時代の01年の日本シリーズではヤクルトに敗れており、短期決戦には“借り”がある。あと1週間。爆発するため、今はじっとキバをとぐ。【益田一弘】
[2007年10月7日9時55分 紙面から]
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