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福留が米から帰国、FA視野

アメリカから帰国した福留は中部国際空港で会見を行う(撮影・清水貴仁)
アメリカから帰国した福留は中部国際空港で会見を行う(撮影・清水貴仁)

 中日福留孝介外野手(30)が3日、今オフ取得予定のFA権行使を予感させる発言をした。手術した右ひじのリハビリを行っていた米ロサンゼルスから帰国後、中部国際空港で行われた会見では優勝を逃したチームに「迷惑をかけて申し訳ない」と話した。ただ、その思いがFAについて考える材料となるかという問いには「そういう材料にはならない」と否定。現時点では白紙を強調したが、FA権行使を視野に入れていることは間違いなさそうだ。

 ファンにとっても、球団にとっても、福留の残留を望む人が聞けばドッキリするような発言だった。帰国後、中部国際空港内で行われた会見で福留はまずチームに謝罪した。「チームが1番大事な時期にいなかった。巨人の優勝というよりも、自分のチームに迷惑をかけて申し訳ないと思います」。プレー中での故障だったが、中心選手として痛恨の思いをにじませた。

 ただ、その「申し訳ない」という思いが今オフ取得予定のFA権について考える上での材料になるかという質問に対して、キッパリと言った。

 「特にそういう材料にはならないと思います」。

 野球人生を左右する決断はあくまで自分の意志だけを尊重する。プロとして当然の返答だったが、関係者の間では「今季悔しい思いをしたから、来季は残留してくれるのでは」という期待があったのは事実。それだけに、行使の可能性を感じさせる発言だった。

 8月に右ひじ遊離軟骨除去手術を受けるために渡米した後は、手術を受けたロサンゼルスのカーラン・ジョーブ・クリニックでリハビリを行ってきた。右ひじについては「順調です。来年をメドにしっかりプレーできるようにしたい」と見通しを語った。7月に出場選手登録を抹消された福留は本来ならばFA権取得には日数が足りないが、今季から導入された「故障者選手特例措置制度」によって保障され、クライマックスシリーズ第2ステージ終了後の24日にもFA権取得となる見込みとなっている。

 シーズン中ということもあり、福留はFAについて現時点で白紙を強調した。「特に何も考えていない。正式に取得していないので。取得してからその段階になって考えたい」。仮にFA宣言した場合には日米を含めた争奪戦となる可能性もある。球団も全力で残留要請する方針を固めている。だが、いずれにしても残留ありきではなく、FA行使を視野に入れた決断になりそうだ。

[2007年10月4日9時55分 紙面から]

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