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岩瀬乱戦締めた!大苦戦も2位再浮上

- 中日岩瀬は勝利の瞬間、珍しくガッツポーズ(撮影・鈴木豊)
<ヤクルト7-8中日>◇17日◇神宮
中日がヤクルトの追い上げを何とか振り切り、70勝に到達。2位に浮上した。初回、石井一から5点を奪い、楽勝ペースだと思われたが、最下位ヤクルトに大苦戦。先発山井が3発を浴びて6回6失点で降板すると7回には平井が青木のソロで1点差とされるなど、終盤はヒヤヒヤの展開…。最後は守護神・岩瀬が締めくくって逃げ切った。残り15試合、逆転連覇へ向けて負けられない戦いは続く。
がけっぷちで岩瀬が1点差を守り切った。9回、無死から三塁中村紀の失策と安打で無死一、二塁のピンチ。打席に首位打者・青木を迎えた。ストレートで追い込むと最後は内角142キロで空振り三振。続く田中浩を併殺に打ちとってゲームセット-。クールな守護神がガッツポーズだ。
「絶対に負けられない展開だった。(青木は)あそこで止めないと一気にいってしまうから。普段は投げないボールを投げた」。
土壇場でも冷静だった。オレ竜の誇る守護神はこれで39セーブ目。自身の記録を更新する史上初3年連続40セーブに王手をかけた。
負ければ、逆転優勝への勢いに水を差すところだった。初回に5点を奪った。だが、山井、平井が計4被弾。5回には風にあおられた飛球を遊撃・井端と左翼・森野が取り損なった。(記録は二塁打)7回には8-7と1点差に迫られた。狭い上に強風という条件が重なり序盤の楽勝ムードは吹き飛んでいた。
試合後、岩瀬は40セーブについて、まったく興味を示さなかった。「これから厳しい試合が続くから、チームが勝てばそれでいいです」。シーズン中は記録を振り返りたくない-。日々、重圧と戦う岩瀬ならではの哲学をこの日も貫いた。
シーズン終盤にきて岩瀬のピッチングはすごみを増している。今季は4敗を喫するなど不安定な時期もあったが、7月24日阪神戦(ナゴヤドーム)での失点を最後にこれで18試合連続無失点。阪神とはピタリ0・5差。逆転連覇は、岩瀬なしでは考えられない。
これで巨人を抜いて2位に再浮上。落合監督は「難しい試合だった。これからは内容より結果? 両方でしょ。選手はわかってやってくれるよ」と冷や汗もののゲームを振り返った。そして最終回について「岩瀬しかいないでしょ。他にだれがいるの?」と安ど感をにじませた。【鈴木忠平】
[2007年9月18日9時50分 紙面から]
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