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福留、米国での手術視野に

中日福留は30日、ナゴヤ球場で汗を流した
中日福留は30日、ナゴヤ球場で汗を流した

 右ひじを痛めて長期離脱が決定的な中日福留孝介外野手(30)が米国での手術を視野に入れていることが30日、分かった。西川順之助球団社長(74)が「アメリカのその分野の権威にも意見を聞きたいそうだ」と明かした。24日に出場選手登録を抹消された福留は現在、遊離軟骨除去手術を受ける方向で慎重に検討しているが渡米→手術の可能性も出てきた。

 福留はこの日、ナゴヤ球場で練習を終えた後、今後の予定について問われると「知らない」と口を閉ざした。球団フロントも「まだ何も聞いていない。結論が出れば報告があると思う」(伊藤球団代表)とまだ結論が出ていないことを強調した。その上で、西川球団社長は現在の状況についてこう明かした。

 「今後はアメリカのその分野の権威にも話しを聞きたいそうだ。去年、広島の黒田投手が手術を受けたところらしい」。

 24日に出場選手登録を抹消された福留は右ひじ遊離軟骨除去手術を受ける方向で、実績のある名古屋市内の病院などで検査を受けて意見を集めてきた。手術の決定については慎重に見極めている段階だが、その選択肢の中にアメリカも含まれていたことになる。

 同社長が言う「権威」とはエンゼルスのチームドクターを務めるルイス・ヨーカム医師。昨年オフ、広島黒田がブラウン監督に紹介されてロサンゼルスの「カーラン・ジョーブ・クリニック」で右ひじ手術を受けたが、その時に担当したのがスポーツ医学の権威として名高い同医師だった。レンジャース大塚も、今年診断を仰いでいる。

 渡米となれば、その後のリハビリも含めて費用の問題があるが、球団側は全面バックアップを約束した。西川球団社長は「全面的にバックアップするつもり。彼はこの球団の選手ですから。海外に行ったとしても面倒を見ないといけないでしょう」。井手編成担当も「最終的には彼の望むようにするのが1番いいんじゃないか。彼は球界の宝ですから」と話した。

 当初、球団フロントは海外での手術費用は負担しない方針を打ち出していたがここにきて転換。今オフに取得する予定のFAとの関連については「まったく関係ない」(西川球団社長)と否定したが、これで渡米への支障はなくなった。今後、福留がどういう決断するのかが注目される。

[2007年7月31日9時55分 紙面から]

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