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朝倉投げて打って今季初勝利

今季初勝利をマークした朝倉(左)は荒木からウイニングボールを受け取る
今季初勝利をマークした朝倉(左)は荒木からウイニングボールを受け取る

<中日6-0ヤクルト>◇31日◇ナゴヤドーム

 中日朝倉健太投手(25)が、ポンッとグラブをたたいて小走りでマウンドを降りた。4点リードの6回、ヤクルト先頭の青木を四球で出塁させた場面だ。「気持ちだけはしっかり持って投げよう」。2番田中浩を遊ゴロで一死。続く3番リグスを遊ゴロの併殺打に打ち取った。「計算通りにゴロを打たせた。結果が出せてすげーうれしい」。7回を2安打無失点。4四球で5回以外は毎回走者を背負ったが、低めをつく粘りの投球で初勝利を手繰り寄せた。

 昨季13勝を挙げ、川上、山本昌に次ぐ先発の柱に期待されているが、オープン戦では好不調の波が目立った。3月18日日本ハム戦で4回5失点。「結果が出てなくて苦しんだ」。首脳陣からワインドアップで体が開いて打者にボールが見えやすくなる癖も指摘された。「今日はめちゃくちゃ緊張した。初回の(打者の)四球は覚えているが、後は内容をあまり覚えていない」というほど無我夢中だった。

 投げて打っての活躍だった。打撃でも2-0の5回1死一、三塁でグライシンガーの直球を強振。中堅左を破る2点適時二塁打を放った。朝倉も「打った次の回はゼロにしたいと思った」と投球との相乗効果を強調した。

 落合監督は「ランナーが出ても抑えた? そこらへんが去年を踏み台にした成長だろう。自分で打って2点とったから必死こいて投げるだろ」と評価した。朝倉は「次は無駄な四球を出さずに長い回を投げられるようにしたい」。勝利の余韻に浸るだけでなく、反省も忘れなかった。【益田一弘】

[2007年4月1日9時53分 紙面から]

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