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中日が希望枠返上へ

 中日は26日、今年のドラフト会議が現行制度で行なわれても希望枠を行使しないことを決めた。名古屋市内の球団事務所で西川順之助球団社長(74)が「うちは使わない。この時勢を考え、また完全ウエーバーを提案している手前、使うことはできない」と返上を明言した。パ・リーグは6球団が一致して返上する案を明らかにしたが、セ・リーグではヤクルトに続いての返上表明となった。

 前日25日、パ・リーグ6球団が結束して希望枠返上する案を明らかにしたばかり。中日もその動きに続いた。西武の裏金問題が発覚した直後の21日に行われた代表者会議で中日は希望枠撤廃案に賛成。だが、西武を除く参加11球団中賛成10反対1となったにも関わらず撤廃の結論は先送りとなった。結局、FA短縮などの新ルールづくりに時間が必要という理由で今年のドラフトは現行制度で行う可能性も出てきている。

 代表者会議の後、まずパ・リーグが希望枠返上の動きを見せた。ロッテなどが返上を宣言、前日25日にはパ6球団が結束した。セ・リーグの“希望枠撤廃派”にも同様の動きが求められていた。そんな中、中日は落合監督、中田スカウト部長ら現場サイドと協議した上で、この日までに返上を決定した。4月2日のセ・リーグ理事会、実行委員会に出席する伊藤球団代表は「世論が何を求めているかを感じることも大切なことでしょう」と話した。

 西川球団社長は「うちはもともと希望枠には積極的ではなかった。何度も言うように完全ウエーバーが望ましい」と改めて完全ウエーバーの導入を訴えた。すでに返上を明言しているヤクルトとともにセ・リーグの先頭に立ち、希望枠返上の姿勢を明確に打ち出し、希望枠の撤廃を強く訴えていくことになった。

[2007年3月27日9時32分 紙面から]

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