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堂上直「ア~ッ」大先輩工藤打ち損じ

- 横浜とのオープン戦で安打を放った堂上直(左)は音コーチに声をかけられ笑顔
<横浜0-2中日>◇25日◇宜野湾
中日の高校生ドラフト1巡目堂上直倫内野手(18=愛工大名電)が高校の大先輩・工藤公康投手(43)と初対決。甘い球を打ち損じて一邪飛に倒れた。それでも24日のヤクルト戦(北谷)に続いての「4番DH」で先発出場し、第1打席で左前にオープン戦初安打、第4打席では右前に技アリの1打を放つなど2安打をマーク。潜在能力の高さを証明してみせた。
「ア~ッ!」。打った瞬間、堂上直は言葉にならない声を上げ顔をしかめた。3回の第2打席。横浜工藤の真ん中の141キロ直球をミスショット。打球は力なく一塁側ファウルグラウンドに上がった。一塁吉村が捕球するのを見た次の瞬間、右手に持っていたバットを思わずたたきつけそうになった。それほど悔しい一邪飛だった。
グラウンドで喜怒哀楽を表に出すことが少ないゴールデンルーキーにしては珍しいシーン。理由は相手投手にあった。「少しかすった感じになりました。打ちたかったですけどね。まさか対戦できるとは思っていませんでしたから」と堂上直。愛工大名電の25年先輩にあたる偉大な左腕から何とか1本打ちたいという強い気持ちがそうさせた。
大先輩打ちはならなかったが、初回には昨年の最優秀中継ぎ投手・加藤から左前にオープン戦初安打、8回にも那須野から右前にうまく弾き返して2安打をマーク。24日の3打数3三振(1四球)の屈辱を晴らしてみせた。打たれた加藤は「今日対戦した選手の中で、スイングが一番速かった」と堂上直の能力の高さを認めた。
高卒ルーキーとしては異例のオープン戦「4番」スタメン出場。堂上直は2試合、7打数2安打で「体験入学」を終了した。今後は教育リーグ、2軍戦でじっくりと育成されることになる。将来の4番候補は「自分のスイングをすることだけを考えました。結果を出そうと精一杯のことはできました」とさわやかに笑って球場を後にした。【伊藤馨一】
[2007年2月26日9時51分 紙面から]
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