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中里、セットアッパーの座へまた前進

- 8回表1死一、二塁、中里は韓国・サムスンの金昌熙を三振に仕留める
中日中里篤史投手(24)が17日、北谷球場での韓国・サムスンとの練習試合で8回からの2イニングを1安打無失点に抑えた。最速145キロの直球で3三振を奪うなど力でねじ伏せ、元中日ストッパーの敵将・宣銅烈監督(44)から「今年1軍で活躍できる」と活躍に太鼓判を押された。自身初の開幕1軍、そして、守護神・岩瀬につなぐセットアッパーの座に、また一歩近づいた。
1人だけ次元が違った。8回から登板した中里が、先頭打者を高めの直球で3球三振に切った。腕のしなりを生かし、スピンの利いたボールを次々と投げ込んだ。2イニング打者8人を1安打無失点に封じたが、全36球のうち「カットボールが4、5球」(中里)を除けばすべて直球勝負。3つの三振もすべて高めのストレート。「ボールが指にかかっているし、自信を持って投げられた。三振も狙っていた」。今季初めての実戦登板を、満足そうに振り返った。
圧倒的な内容に、敵将・宣監督は賛辞の言葉を並べた。「いいですねえ。あれだけバランスよく投げればボールも伸びる。順調にいけば1軍で活躍できます」。宣監督は96年から99年まで中日のストッパーとして活躍し、その豪速球から「コリアン・エクスプレス」の異名を取った過去がある。真っ直ぐの威力についてこだわりのある同監督が、中里の活躍を断言した。
ライバル球団も警戒を強めた。ネット裏の阪神古里スコアラーは「やはりあのストレートは魅力がある。あとは細かいコントロールがついてくれば怖い。今後も引き続いて見て行きたい」と継続マークを明言。阪神は9日にも飯田スコアラーが打撃投手を務めた中里を「(藤川)球児のようになれるものを持っている」と絶賛しているが、改めて高評価していた。
中里は04年に右ひじ、右肩を手術しており、順調なプロ生活を歩んできたわけではない。昨季も開幕1軍はならなかった。それだけに今年にかける意気込みは強い。開幕1軍に向け、さらにペースを上げていく。【鈴木忠平】
[2007年2月18日9時45分 紙面から]
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