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福留のFA宣言にノルマ

- 楽天山崎武(右)の通算本塁打250号記念のコンペであいさつを行う福留
FA宣言をするなら結果を残せ-。来季FA権を取得する中日福留孝介外野手(29)が兄貴分と慕う楽天山崎武司内野手(38)から「最低でも3割1分、30本塁打、100打点」のFAノルマを設定された。6日、岐阜県内のゴルフ場で行われた「山崎武司・通算250本塁打記念コンペ」で中日時代から一緒に自主トレを行い、FA宣言も経験した先輩からアドバイスを送られた。今オフにはメジャーに興味示すなど、来オフの去就に注目を集める男は、まずはそれにふさわしい成績を残すことに全力を尽くす。
メジャーか残留か、それとも国内移籍か…。どんな結論を下すにせよ、悔いが残らないように、来年は絶対に結果を残せ! 順調なら来年8月にFA権を取得する福留に、楽天山崎武がアドバイスを送った。福留が入団直後から兄貴分として慕うベテランは、球界屈指のプレーヤーに成長した弟分についてこう話した。
「(福留は)来年はFAだから、結果を残して、思う存分に権利を使って欲しい。もう3割1分は当たり前のレベル。3割1分、30本、100打点は打って欲しい。結果を残せば周囲も納得してくれるもの」。
山崎武は、中日時代の01年オフにFA宣言。一時は獲得に熱意を示した横浜に気持ちが傾いたが、最終的には「地元ファンに激励されたことが身に染みた。最後まで恩返ししなくちゃいけないと思った」と3年契約を結んで残留。その年は打率2割3分8厘、25本塁打、51打点の不本意な成績に終わったことも残留を決めた一因だったという。その後、03年に戦力構想から外れ、オリックスにトレードされた。
今オフの福留はFA問題に関して「無事に取得してから話すべきこと」と具体的な発言は避けている。ただ、2日に出演した名古屋のテレビ番組では、あくまで個人的な興味としながらもメジャーについて「興味がないと言えばウソになるので、あります」と注目発言している。来季は松坂、井川、岩村らがメジャー挑戦する。同じ日本のトッププレーヤーとして、FA権を取得した際には、選択肢の1つとしてメジャーも入ってくる可能性はある。
「とにかく自分がつらくならないようにして欲しい。大事なのは家族であり応援してくれる人たち。結果を残せばそういう人たちも納得してくれる」。
福留は新打法に取り組んだ今季、3割5分1厘、31本塁打、104打点と最高の成績を残した。来季については「新しい打撃フォームを定着させたい」と話しており、故障などのアクシデントがなければ「FAノルマ」は十分に達成可能だ。親心のつまったアドバイスに対し、どういう答えを出すのか-。道を切り開くのは自らのバット。福留にとって、来季は野球人生の岐路となるシーズンとなる。【鈴木忠平】
[2006年12月7日9時51分 紙面から]
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