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落合監督に仰天指令!?

オーナー報告を終え、会見を行う落合監督(撮影・清水貴仁)
オーナー報告を終え、会見を行う落合監督(撮影・清水貴仁)

 落合よ、新庄になれ!? 中日白井文吾オーナー(78=中日新聞社会長)が30日、名古屋市内の中日ビルで行われたオーナー報告の席で落合博満監督(52)に「優勝プラス満員」のノルマを課した。日本シリーズでの日本ハム新庄フィーバーに触発されたのか、現場に勝利のみを求めてきた方針をあらためた。来季以降の契約は、年俸1億5000万円プラス変動制出来高の2年契約で合意した。

 白井オーナーが落合監督に新たなノルマを課した。シリーズの惨敗を謝罪して進退伺いした落合監督に対し、3年で2度優勝の実績を評価して続投を要請。5000万円アップの1億5000万円プラス変動性出来高の2年契約で合意した。だが、それだけで話し合いは終わらなかった。優勝だけでなく、これまでにない「人気」もノルマに課した。

 「とにかく勝って(なおかつ)ドームを満員にするような試合をしてほしいと言いました」

 現場に人気を問わなかったオーナーを心変わりさせた要因は、日本シリーズにほかならない。敵地札幌ドームでの第4戦を観戦し、球場を揺るがす新庄フィーバーを目の当たりにした。52年ぶりの日本一を逃がした無念もさることながら「勝って、なおかつ楽しい」という新庄野球に魅了されたとしても不思議ではない。

 3年間で2度リーグ優勝するなど、落合野球は確かに強さを発揮してきた。だが、常勝軍団にしては人気面で物足りなさが残った。ファンが一体になって球場にウエーブが起こったのは、10月15日の本拠地最終戦・横浜戦の1試合だけ。地域ぐるみで盛り上がる日本ハムとは対照的に、周囲はクールだった。ナゴヤドームで開催された70試合のうち「満員御礼」となる3万7000人を超えたのは28試合だけだった。

 オーナー指令を受けた落合監督は、余裕の笑みを浮かべた。「勝つことと、満員にすることは別じゃない。勝てば(客は)来る。負ければ来ない。毎日負けている球団が何かくれるからって球場にいくか? ストレスを発散しにいくのにかえってストレスがたまるじゃないか。オレなら負けてる試合は観にいかない。疲れるだけだ」。持論を繰り返したが、来季の戦いぶりにはこれまで以上に厳しいチェックが入る。【鈴木忠平】

[2006年10月31日9時51分 紙面から]

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