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オレ竜執念!大逆転劇でM13

- 試合に勝利し、ハイタッチをかわす中日ナイン(撮影・為田聡史)
<中日9-7横浜>◇20日◇横浜
9回、3点差を追いついた。なお無死満塁。2度、スクイズを失敗した。2死一、三塁となったが、アレックスが執念の投手強襲内野安打。オレ竜が7回からの3イニングで7点を奪う執念の大逆転でマジックを13に減らした。最下位横浜に連敗すれば、阪神とは3・5ゲーム差。危機迫るゲームを執念で乗り越えた。
ベンチが、スタンドが総立ちになった。アレックスが腕をいっぱいに伸ばしてバットに当てた打球が横浜加藤の足を直撃。打球は無人の一、二塁間を転々…。森野がガッツポーズでホームイン。オレ竜が土壇場で3点差を大逆転した。
岩瀬で9回を締めくくると、決勝打のアレックスはヒーローインタビューで「何とか打ててうれしかった。あの場面は絶対打ちたかった。2回スクイズ失敗してたからね」と会心の笑顔を見せた。森野の押し出しで同点とした直後、執念の2球連続スクイズで逆転を狙ったが失敗。それでも執念で逆転劇を完成させた。
もうだめか…。だれもがそう思った。先発マルティネスが失った4点を追いかけ、やっと1点差に迫った直後の7回、デニー、小林、岡本で3点を失った。再び4点差。だが、あきらめるわけにはいかなかった。最下位横浜に連敗すれば、2位阪神とは3・5ゲーム差になる。いやな数字が目の前に迫っていた。
9回、球威のない川村に浴びせた代打立浪の右前打が反撃の合図だった。荒木、井端が続いて無死満塁。福留が右翼線を破って1点差。もう止まらなかった。ウッズ敬遠の後、森野が押し出し四球を選んで同点。そして、なりふり構わぬ仰天作戦が始まった。
英智に初球スクイズを命じる。だが、これを空振り。1死二、三塁となる。ここで横浜はついに川村をあきらめ、加藤にスイッチ。その1球目にまたもスクイズを敢行した。今度は投前に転がしたが、ウッズが本塁憤死。2球連続スクイズ失敗で2死一、三塁と舞台が変わったが、アレックスが追い込まれても必死にバットを出し、決勝点を奪い取った。
落合監督は球場入りした際、阪神について問われると強い口調でこう言った。「ゲーム差なんて関係ないんだ!。大事なのはマジックの数だけ。うちが14勝ったら、むこうはどうやったって追いつけないんだ」。そして、執念の大逆転でマジックを13とするとこう結んだ。「優勝する時はこんなゲームがある。しかし、スクイズ2回も失敗するかねえ。仕方ねえな。サインを出したのはこっちなんだから」。【鈴木忠平】
中日立浪(9回、大逆転の口火を切る右前打)「あそこは何とか塁に出ようと思っていた。カウント1-2だったから、思い切りいった」
中日英智(9回、2度のスクイズ失敗)「僕のミスです。みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです」
[2006年9月21日9時45分 紙面から]
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