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中田9失点KO、阪神戦連勝もストップ

紙コップを手に、球場を後にする落合監督(撮影・宇治久裕)
紙コップを手に、球場を後にする落合監督(撮影・宇治久裕)

<阪神9-2中日>◇29日◇甲子園

 中田は左中間スタンドへ消える打球を見つめたまま動けなかった。4回に浴びた6連打の締めとなる矢野の2ラン。プロ最悪となる4回12安打9失点で阪神戦不敗神話は壮絶に崩れ去った。「ベースの上でボールを動かせなかった。全部甘くいってしまった…」。マジックは26で停滞し、チームの阪神戦連勝も7でストップ。8回途中降雨コールドゲームとなった後、責任を負った2年目右腕は声を絞り出した。

 「今の状態そのままじゃないのか。あれだけストライクとボールがはっきりしていたらな」。落合監督はズバリと敗因を指摘した。1回に1点、3回には2四球と暴投がからんで2点。そして4回の悪夢も制球難が招いた。先頭赤星に四球を出すと、関本から6連打で6失点。5回に代打を送られ、昨年4月15日のプロ初勝利から始まった対阪神連勝は6で止まった。

 中田は、好不調のバロメーターは“頭”だという。「僕は悪くなるとどうしても頭の位置がぶれてしまう…」。その結果リリースポイントも定まらない。8月に入ってフォームを崩し、7月25日の阪神戦(ナゴヤドーム)を最後に約1カ月勝ち星なし。結局この日も3四球、1暴投と修正はできなかった。

 4回、落合監督は中田が打ち込まれるのをベンチでじっと見ていた。「だって(リリーフが)もったいないもん。言葉は悪いが打たれるだけ打たれりゃいいと思っていた。プロ野球なんだからいい思いばかりさせてくれない。分析を徹底してくる。自分で解決するしかない」。タオルを投入しなかったのは今後への期待にほかならない。はい上がってこい-。中田へのオレ流メッセージだった。【鈴木忠平】

[2006年8月30日9時47分 紙面から]

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