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竜、ドラフトは堂上で不変
中日は24日、9月25日の高校生ドラフトで愛工大名電・堂上直倫内野手(17)を1巡目指名することを最終決定した。ナゴヤドームで落合監督と球団幹部が話し合い、従来通りの方針を再確認した。阪神に加え、新たに巨人参戦の可能性も出てきたが、抽選覚悟の堂上獲りに挑む。
堂上への思いは一途だった。落合監督、西川球団社長らとの会談を終えた中田スカウト部長は不退転の決意を示すかのように強い口調で言い切った。
「決まったのは堂上くんを1位で指名することだけです」。
父は元中日投手、兄は現在も中日の選手。ドラゴンズ一家で育った地元出身のスター候補を絶対に逃さないという強い覚悟を示すものだった。
今夏の甲子園では愛工大名電は1回戦敗退、自身も1安打に終わった。一方で大会では早実の斎藤というニュースターが誕生、プロの注目を集めた。それでも同部長は「早実の斎くんがどういう進路を取るのかは注目したい。それでも1巡目で消えるでしょうね」と堂上最優先という方針を貫いた。
ライバルとの競合も覚悟の上だ。すでに阪神が堂上1巡目を確認し、この日、巨人も参戦する可能性を示した。他球団の動向について問われた中田スカウト部長は「競合は仕方ないでしょう。野手でいい素材はなかなか出てこない。精神面も含めてレベルの高い、優れた選手ですから」とまったく動じなかった。現時点で抽選になった場合、運命のくじ引きは西川球団社長が務める予定だという。万が一、外れた場合は「選手の順位づけはしているので残っている選手を素材優先で指名したい」と同部長は話した。
高校生ドラフトは競合した場合、抽選というルールがある以上、結果が伴わないケースは当然、考えられる。しかし、中日スカウト陣は堂上が中学生のころから、不変の評価を続けてきた。03年のファン感謝デーのイベントで福留からホームランを放って仰天させた堂上。運命の赤い糸を信じて、今後も中日スカウト陣は最大限の努力を続ける。
[2006年8月25日9時49分 紙面から]
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