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佐藤充8連勝で防御率1位

- 無傷の8連勝を飾った佐藤充(左)は試合終了後、チームメイトと握手
<中日2-0巨人>◇28日◇ナゴヤドーム
中日佐藤充投手(28)が無傷の8連勝を飾った。巨人打線を8回5安打無失点。規定投球回数にも到達、防御率1・33でエース川上(1・80)を抑えてリーグトップに躍り出た。首位を快走するチームは1分けを挟んで5連勝。対巨人7連勝と勢いは加速するばかりだ。
言うことを聞いてくれなかった白球が、もっとも大事な場面で思い通りになった。2-0で迎えた7回2死一、二塁。カウント2-2から二岡に投じたスライダーは低めから急速に落ちた。二岡のバットが空を切る。最大のピンチをしのぐと、190センチの佐藤充がマウンドで小躍りした。
「ずっと思うところにいかなかったんですけど、あそこはいいところに決まりましたね」。直前に落合監督がマウンドに来た。「へばったか? でもへばったら終わりじゃあな。この先まだまだこういうことがあるんだから何とかしてみろ」。腕を振った。フラフラになりながら要所を締め、8回5安打無失点。交流戦から続く8個目の勝利は、この1球に集約されていた。
プロ3年目で初めて規定投球回数に到達した。防御率1・33はエース川上の1・80を抜いてリーグトップ。「まさか自分が1番上に来るなんて思いもしなかった。だれが見てもわかるところに自分の名前が載るんですね…」とうれしそうに話した。
オールスター期間中、休日を利用して岩盤浴に行った。前半終盤は右ひじが下がり、思うような球が投げられていなかった。「目に見えない疲れなんですかね…。とにかく疲れを取ろうと思ったんです」。ワラにもすがる思いで汗をかき、後半に備えた。
だが、この日もひじが下がり、頭がぶれた。何度もピンチを迎えた。そんな時、バックが救ってくれた。3回2死満塁では李のライナーを福留が好捕。6回には谷繁、8回には森野が難しいファウルフライを捕ってくれた。「いいプレーで助けてもらった。野手の方に感謝するゲームです」。試合終了後、一塁側ベンチでは野手陣にペコペコと頭を下げるヒーローがいた。
チームはこれで球宴を挟んで5連勝。対巨人7連勝と勢いは止まらない。落合監督は「きょうは悪かった。1番悪かったんじゃないか。ただ負けなければいいんだ」と3年目で飛び出した右腕を評価した。【鈴木忠平】
[2006年7月29日9時46分 紙面から]
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