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小笠原プロ初完投星で交流戦5割ターン

- 小笠原を笑顔で迎える落合監督(撮影・梅根麻紀)
<中日9-1ソフトバンク>◇28日◇福岡ヤフードーム
中日小笠原孝投手(29)が28日、ソフトバンク戦でプロ初完投勝利を飾った。1回、松中に先制打を許したが、その後は安定した内容で、結局6安打1失点に抑え今季初勝利。プロ8年目左腕の活躍でチームは交流戦5割ターンとなった。
最後まで降りる気はなかった。8点リードの9回1死一塁。完投目前の小笠原の球数が130球を超えたところで落合監督がマウンドにやってきた。「いきます!」。最後はスクリューで9個目の三振を奪って締めた。6安打1失点のプロ初完投で今季初勝利。8年目左腕の2年ぶり白星が、苦手の交流戦5割ターンを決めた。
直球、スライダー、カーブ、スクリューとすべての球種が低めに決まった。配球の妙も加わる。序盤は直球でカウントを整え、変化球を決め球にした。そして6回2死一、二塁。初回に適時打を浴びた松中に対してはスライダーで追い込むと、107キロのスローカーブでタイミングを外して遊ゴロに仕留め、ピンチ脱出。「低めを意識した。カーブがよかった」。中田、ドミンゴの故障で巡ってきたチャンスをものにした。
02年に5勝をあげたが、その後は3年間で2勝。昨年は未勝利に終わっていた。体力アップのため、栄養士の資格を持つ幸子夫人(29)が特別に用意してくれたうなぎ料理を食べ続けた。「未知の世界だったけど疲れは感じなかった」。自己最多143球もスタミナは切れていなかった。
小笠原の初完投で交流戦前半を9勝9敗とした落合監督は「去年は4勝14敗だろ? 御の字だ。これから、これから!」。先発不足の危機に陥ったオレ竜だが、朝倉、佐藤充に続いて小笠原が救世主軍団に名乗りをあげた。【鈴木忠平】
[2006年5月29日10時0分 紙面から]
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