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40歳山本昌、現役最多G戦34勝目

- 山本昌(左)は立浪の肩を抱き勝利を喜ぶ(撮影・中島郁夫)
<中日5-1巨人>◇29日◇東京ドーム
40歳という年齢を疑いたくなる若々しさだった。2回、山本昌がスタンド、両軍ベンチをざわめかせた。小久保への初球は140キロを計測。普段は130キロ台が相場だが、この“大台”がこの日を象徴していた。「いけるとこまで飛ばそうと思った。まだいけたね」。7回3分の2を4安打1失点で2勝目。チームの巨人戦連敗を3で止め、再び3差に縮めた。
直球、スクリュー、カーブを自在に操った。内外角、緩急に加えて、この日は高低も付け加えた3次元の投球。特に低めのボール球を有効に使って巨人打線を翻ろうした。これぞ山本昌の投球。「谷繁が高めを使ったり、いいリードをしてくれた。打ち合わせたわけじゃないけど、流れでわかるんだ」。谷繁の意図をくみ取り、持ち前の制球力を最大限に生かした。
落合監督の脳裏には全盛時の山本昌がよみがえっていた。「昔を思い出してくれればいい。どうやって勝っていたのかをな。今年のマサはいいんだよ。オレが見てきた中で1番いい」。5-1の7回2死一、二塁のピンチではマウンドに行って「代えねえよ」と告げた。これに山本昌も「僕も代わるつもりはなかった」と応戦。矢野を遊ゴロに仕留め、指揮官のゲキにこたえてみせた。
通算182勝目を挙げ、巨人から積み上げた白星は現役最多の34個。松岡、安仁屋に並んで歴代7位タイとなった。あと1つで打倒巨人の代名詞・星野仙一に並ぶ。それでも山本昌は満足できない。「まだ負け越しているから(37敗)」。本当の巨人キラーまであと4勝だ。そして200勝まであと18勝。大ベテランには、まだやるべきことが残っている。【鈴木忠平】
[2006年4月30日9時51分 紙面から]
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