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落合中日、初の開幕黒星スタート
<広島2-0中日>◇31日◇ナゴヤドーム
中日は広島との開幕戦を競り負けた。落合監督は0-0で迎えた9回から抑えの切り札・岩瀬を投入。これが裏目と出て、監督就任3年目で初の開幕黒星スタートとなった。
まさかの光景だった。0-0の9回。岩瀬が代打広瀬の二塁打をきっかけに緒方、前田の連続適時打で2点を奪われた。続く新井にも痛烈な三塁ライナー。立浪の美技で救われたが、ここで落合監督がマウンドへ。岩瀬のおしりをたたいて声をかけると、渡田球審に交代を告げた。昨年プロ野球記録の46セーブを挙げた守護神が開幕戦KO。試合後、長い沈黙の後に「みんなに申し訳ないです」と絞り出すのが精一杯だった。
「まあ、開幕はこんなもんじゃないの。毎年、こんなゲームをやっているじゃない。全部が硬かった。こっちも堅くいきすぎた」。試合後の落合監督は薄ら笑いを浮かべながら淡々と話した。だが、9回からの岩瀬投入は完全に裏目に出た。過去2年間で32勝18敗とカモにしてきた広島に相手に開幕から大苦戦。負けるわけにはいかない。いきなりの大胆起用の伏線は機能しない打線とブラウン野球にあった。
オープン戦のチーム防御率1点台という強力な武器と背中合わせだったのは2割2分9厘というリーグ最低打率。2番にルーキー藤井を入れ、井端を3番に昇格させた新打線は7安打で無得点。序盤から広島黒田を攻めながらもあと1本が出なかった。1回無死一、二塁で昨年、得点圏打率4割8厘をマークした新3番の井端にバントを命じた。それほどまで欲しかった先取点を取れなかったことでまず流れは広島に傾いた。球団では99年の福留以来の新人の開幕スタメン入りを果たした藤井も3打数無安打。チャンスでバントを試み失敗するなど、結果を残せなかっただけに「オープン戦と違って、甘い球がこなかった」とうなだれた。
好投していた黒田をスパッと6回で交代させたブラウン野球もオレ流さい配を狂わせた。最後の決着がつくまで投げ続けるタイプの川上を7回で交代させた。結果的にブラウン広島の仕掛けた流れに乗り、9回に岩瀬がつかまる最悪の結果となった。それでも「広島が変わった? そんなに簡単なもんじゃない。やっているのは選手なんだから」と落合監督。就任3年目で初めての開幕戦の黒星にも強気の姿勢は崩さなかった。【伊藤馨一】
[2006年4月1日10時7分 紙面から]
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