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竜投完封締め、投手王国復活に手ごたえ

9回、岩瀬(左)が3人できっちり締め、捕手小田とハイタッチ
9回、岩瀬(左)が3人できっちり締め、捕手小田とハイタッチ

<オープン戦:中日2-0ヤクルト>◇26日◇ナゴヤドーム

 オレ竜投手陣が復活の手ごたえをつかんだ。ヤクルトとのオープン戦最終戦を6投手による1安打完封リレーで締めた。チーム防御率は驚異の1・54となり、83年近鉄以来23年ぶりのオープン戦防御率1点台を達成した。19試合を戦って9勝6敗4分け、勝率6割はセ・リーグトップ。あくまでオープン戦での結果だが、強力投手陣を中心とした守り勝つ野球で優勝した04年の再現へ心強い結果が残った。

 シーズンさながらの緊張感がドームをつつんだ。8回、5番手デニー友利が先頭のヤクルト古田に初安打となる中前打を浴びるとスタンドからは「ああ~…」とため息がもれた。先発ドミンゴから朝倉へとつなぎ、6回からは岡本、高橋聡、デニー、岩瀬の必勝継投で、ヤクルトを1安打に封じた。「ノーヒット・ノーランリレー」の予感すら漂わせた完封劇が、オープン戦の投手陣を象徴していた。

 オープン戦19試合で5完封。チーム防御率1・54は12球団NO・1だ。WBCから帰ってきた谷繁は「全員とは言えないけど(投手は)全体的にいいね。僕が帰ってきて打たれたらシャレにならないから頑張ったよ」と好調を実感した。対照的にネット裏では開幕戦の相手広島畝スコアラーが「いいねえ…。だれが敗戦処理やるの? 中日とやる時は早めに勝負に出ないといけない」とため息だ。

 オープン戦チーム防御率1点台は83年近鉄以来の快挙。要因は激しい競争にある。この日、1イニングを無安打に抑えた岡本が言う。「(中継ぎだった)平井が先発やったり(中継ぎに)デニーさんが入ってオープン戦で結果を出さないと1軍に残れないという雰囲気があった」。首脳陣は多くの投手を先発候補に挙げ、積極的に起用することで競争をあおった。各投手が結果を求め、早めに仕上げたことが好結果を生んだ。

 狙うは一昨年の再現だ。04年、就任1年目の落合監督は「守り勝つ野球」を掲げ、リーグトップの防御率3・86の強力投手力が優勝の原動力となった。だが、昨年は大砲ウッズを補強して得点力アップを狙ったが防御率はリーグ4位の4・13と悪化。連覇を逃した。投手陣とは対照的に打線はオープン戦1試合平均2・89点と得点力不足は解消されていない。それだけに、投手再建がV奪回のカギを握っていることに変わりはない。オープン戦とはいえ投手王国復活の手ごたえを感じながら、オレ竜が3年目のシーズンに突入する。【鈴木忠平】

[2006年3月27日9時43分 紙面から]

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